奇跡のガラス

トナニカでも使ったこちらのアンティークガラス。

私の祖父母宅を解体した時に残しておいて貰った

ガラスです。

etangのお施主様に、是非うちにも使って欲しいと

言っていただき、子供部屋と土間吹き抜けを繋ぐ

’コンニチハ窓’に使用しています。

これには実は奇跡のエピソードがありまして…。

実は、枠を取り外す際、ガラスが一部欠けてしまって、

ガラスが足りなくなってしまいました。

70年程前のガラスだし、同じ柄のガラスが短期間で

見つけられる訳もなく…

建具屋さんと相談して、すりガラスと組み合わせて

作ると決まった翌日、それをサラッとInstagramに

投稿したところ、数分後、面識はないフォロワーさんから

１通の写真付きメッセージが届きました。

「もしこれが同じガラスであれば差し上げますので

ご連絡ください」と。

写真を見ると同じガラスではないですか！！！

しかも、同じ都城在住の方！！

すぐに連絡をさせていただき、その日のうちにお迎えに行きました。

こちらが祖父母宅の建具。

こちらが、譲っていただいた建具。

おそらく、デザイン、作り方、色からいって

同じ時代に同じところで作られた建具と思われます。

なんだか70年もの時を経て兄弟にでも会えた感じ？！

こうして出来上がった奇跡の建具です。

子供部屋にとっても優しい光を注いでくれています。

ここからまた何十年と新しい歴史が始まると思うと、

この奇跡に感謝の気持ちでいっぱいです。